プロモ・アルテ ギャラリー
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Brazilian contemporary artist

Yugo Mabe

ユーゴ・マベ


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ジェームス・クドー
 

ユーゴ・マベの作品リスト
それぞれをクリックすると拡大画像をご覧いただけます。




「ゴンドラ」
"Gondola"
1998, 60x73cm.
カンバスに油彩,
「オウロ・プレト」
"OURO PRETO"
1998, 60x73cm.
カンバスにアクリル,
「教会」
"IGREJAS"
1997, 60x73cm.
カンバスにアクリル,
「海のエネルギー」
"ENERGIA DO MAR"
1998, 60x73cm.
カンバスにアクリル,




「ロドリゴ・デ・フレイタス湖」
"LAGOA RODRIGO DE FREITAS"
1998, 46x55cm.
カンバスにアクリル,
「ベネツィア(ケン・マベ)」
"VENEZA (by Ken Mabe)"
1998 , 50x60cm.
カンバスにアクリル,
「春の香り」
"AROMA DA PRIMAVERA"
1999, 76x86cm.
カンバスにアクリル,
「歴史の街」
"Cidade Historica"
2001, 63x70cm
カンバスにアクリル,
       




「ヴェニス」
"Veneza"
2004, 45x53cm.
カンバスにアクリル,
「ベニス」
"VENEZA"
1999, 60x73cm.
カンバスにアクリル,
「山の声」
"VOZ DA MONTANHA"
1997, 38x46cm.
カンバスにアクリル,
「夜明け」
"Lembrancas"
2000, 127x86cm.
カンバスに油彩,


略歴

1955年ブラジル・サンパウロ生まれ。
ブラジルの風土から生まれた強い原色で描かれる作品は、
豊かな街の風景や大地に育つ花や草木などをモチーフにし、
非常に繊細な抽象世界を創り出す。
ブラジルの国民的画家「マナブ・マベ」を父に持つ。

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主な個展

1980/83 ドクメンタ画廊 (サンパウロ)
1982/88 レアリダーデ画廊 (リオデジャネイロ)
1991/93/96 ヴォトレ画廊 (リオデジャネイロ)
1999 グラン・メリア文化センター (サンパウロ)
2001 在日ブラジル大使館 (東京)
プロモ・アルテ ラテンアメリカンアートギャラリー (東京)
2003 ベアトリス・テレスアート事務所 (サンタカタリーナ)
2004 ヴィーヴォ文化センター (サンパウロ)
2005 ライース・デ・メンドンサ アートセンター (サンパウロ)
2006 ベアトリス・テレスアート事務所 (サンタ・カタリーナ)
他、ブラジル各地で多数の個展を開く
2009 Yugo and Ken Mabe Exhibitionユーゴ+ケン・マベ展プロモ・アルテギャラリー(東京)


主なグループ展

1972/75 サロン・ブンキョウ (サンパウロ)
1975/82 サロン・パウリスタ・デ・ベラスアルテス (サンパウロ)
1978/80/82/84/88/90 サロン・ブラジレイロ・デ・アルテ (サンパウロ)
1979/85 日本移民70・75周年記念展 (サンパウロ)
1981〜2000 チャペル・アート・ショー (サンパウロ)
1992 アート・マイアミ ‘92国際展 (マイアミ)
1993 ポルトガル−日本展 (サンパウロ)
1995 7人のサムライ展 (ブラジリア)
日伯友好100年記念展 (クリチーバ)
1996 仮想の時代展 (サンパウロ)
3つの形向展 (ポルトアレグレ)
1999 ユーゴ、マナブ・マベ ファミリー展 (熊本)
2005 春展 (ポルトガル)
他、各地で多数のグループ展に参加
2006 「 カリブと南米のアート展」〜油彩画・版画〜」プロモ・アルテギャラリー(東京)
ラテンアメリカの「青」展プロモ・アルテギャラリー(東京)
2007 ラテンアメリカの作家達展プロモ・アルテギャラリー(東京)
2008 Promo-arte Gallery Collection 展プロモ・アルテギャラリー(東京)
2010 Latin American Contemporary Art Exhibitionプロモ・アルテギャラリー(東京)
2014 第13 回ラテンアメリカン& カリビアン現代アートTODAY 展 プロモ・アルテギャラリー(東京)
   


主な受賞

1991 サロン文化協会コンクール(ブラジル)
1991 サロン文化協会コンクール(ブラジル)
1990 サロン文化協会コンクール(ブラジル)
1987 第2回アバレー近代美術サロンコンクール(ブラジル)
 
マベ家の色

金澤 毅 (かなざわたけし)
美術評論家、成安造形大学名誉教授、元原美術館副館長

 南米最大の面積(日本の23倍)と海外で最大の日系人社会(約110万人)を持つブラジルは、移民の歴史も90年を越え、日系コロニアは今や二世三世の時代となった感がある。第二次世界大戦を挟んで、コーヒー農園での重労働や小商いに明け暮れる辛酸の日々を過ごした一世たちは、苦しい生活の中でも子供たちに高学歴を与えることを忘れなかった。今日、全人口の1パーセントにも満たない日系人のブラジル社会における存在感には驚くべきものがある。サンパウロ州とパラナ州を中心に政界、財界、官界、教育界、医療機関等のいずれにおいても、彼らがリーダー的役割を負っていることは疑いない事実である。この潮流は20世紀の終わりに芸術文化の領域にも達したようである。日本から移住した第一世代の作家たちの目覚ましい活動の後から浮上してきた第二次世代の活躍が最近目につくようになってきた。彼らの多くは、国籍はブラジルでありながら、そして使用言語はポルトガル語でありながら、常に父祖の国、日本を強く意識し、心理的アイデンテティーの拠所として、ブラジルと日本の間を揺れ動いている。40代から50代が主流の二世たちの後に続く三世たちは、顔と体を別にして精神は正しくブラジル人であると言ってよいであろう。
 ここに紹介するユーゴ間部は、1955年、サンパウロ州のリンス市に、マナブ・マベの三男として生まれた。父のマナブ・マベは、1934年、10才の時家族と共に生地熊本からブラジルへ移住したが、後年、サンパウロ・ビエンナーレやベニス・ビエンナーレでの大賞受賞をきっかけに、ブラジル美術界に大輪の花を咲かせた立志伝中の著名な画家である。
幼少の頃から父のそばで制作する姿を見て育ったユーゴは、大学ではコミュニケーション学科で「商業広告」を学んでいたが、或る時画業に専念したい旨を父に申し出た。以来、ユーゴは父を師とし、また厳しい批評家として研鑽を重ね、1980年に最初の個展をドクメンタ画廊(サンパウロ市)で行った後は、ほぼ毎年のように各地で発表している。初期の作品のモチーフは「花」であったが、次第に画面には変化が現れ、近作では風景が主たるテーマとなってきている。偉大な父について制作を続けてきたユーゴの作風は、本人も認める通り、色の魔術師と称されるマナブ・マベの強い影響が見られた。模倣から始まるとされる芸術ではあるが、個性と感性がなによりも重要視されるこの世界の確かな表現者となるために、ユーゴは少しずつ父の路線から遠ざかり、独自のスタイルを模索するようになった。美術評論家のアルベルト・ベッテンミューラ−は次のように述べている。
「ユーゴは失敗を恐れることなく、直にキャンパスに向かって戦いを挑む。アラベスク風唐草模様の中に、私はクリムトとの共通性を見出し、アペルトの大胆さを感じる。」
 今回東京で展示される作品は、風景画が中心であるが、日本の観客はその色使いに一驚することであろう。これは「現代のフォービズム」なのか、それとも「復活した表現主義」なのか。ブラジル国旗の色であるグリーンとイエロー、そして赤を原色のまま直感的に使った風景画の中に、一昨年亡くなった、陽気だったマナブ・マベを思い起こされる「マベ家の色」がはっきりと見えていた。

 

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