彫刻家グウタヴォ・ヴェレス
イタリア産の白や黒の大理石素材で制作した静寂感が漂う作品”Enlace"や"Transfondo"、そしてエレガントなラインが印象的なブロンズ作品の"Emergido"、また、燃える黄金の炎のようなブロンズ作品”Creciente"、それらの作品に出会ったのは2005年、プロモ・アルテギャラリーが「ピエトラサンタでの出会い展」と題して企画展を開催したときでした。グスタヴォヴェレス氏と湯川隆氏、両名ともイタリアのピエトラサンタで彫刻を学んでおり、彼らの作品は異なる形態と素材で造形しているものの、清浄感、静寂感、静穏さを両名の作品から感じ取れたのがきっかけで2人展を実現しました。ヴェレス氏の日本で始めての展示会でした。優雅さや気品さが漂うフォルム、静穏さをもって瞑想しているかのように連想させられる人体像、二人の作品群は、この「ピエトラサンタでの出会い展」を機に、その後コロンビアのトリマ県立美術館やボゴタと日本のアートギャラリー等で、第2回/第3回/第4回「ピエトラサンタでの出会い展」を展開している。
ヴェレス氏は、この度のプロモ・アルテでの初個展が5回目の来日になります。その間、日本では神奈川市民ギャラリー、いわき市と宇都宮のギャラリー、汐留アートフェスティヴァル等のグループ展に出展。一方では、ボゴタの第10回国際アートフェアーARTBO'08やマイアミ国際アートフェアー、上海国際アートフェアー、韓国国際アートフェアーそして、この8月には韓国のアーティストインレジデンスに招かれており作品制作を行っている。2005年のプロモ・アルテでの「ピエトラサンタでの出会い展」を機に、飛躍的に活動を拡大していることは私どもの大きな喜びでございます。
これからも、ヴェレス氏の活動を陰ながら応援し、人々の記憶に長く残るモニュメンタル的な足跡を刻んでいってほしいと願うばかりです。
プロモ・アルテ
ラテンアメリカンアートギャラリー
代表 古澤久美子