「顔のない軍隊」
エベリオ・ロセーロ著・八重樫克彦・八重樫由紀子 訳
単行本: 238ページ
出版社: 作品社 (2011/1/25)
発売日: 2011/1/25
ISBN-10: 4861823161
ISBN-13: 978-4861823169
ガルシア=マルケスの再来と謳われるラテンアメリカ文学の俊英が、母国コロンビアの僻村を舞台に、今なお止まぬ武力紛争に翻弄される庶民の姿を、哀しいユーモアを交えて描き出す、傑作長篇小説。
(訳者解説より作家の言葉)
「一札の本が社会を変えるのは不可能だ。しかし長期的に見れば、読者の意識を変える一助になる可能性は高い。映画やテレビのドキュメンタリー番組のような直接的な影響や、即効性はないかもしれない。それでも文学が読者の社会を見るメを変えてくれるのではないか」
(カヴァー装画:フェルナンド・ボテロ)
コロンビアを代表する画家フェルナンド・ボテロ。丸々としたユーモラスな人物をモチーフに温和な世界を描く事で知られている彼は、国内外における甚大な暴力と悲劇を前に、世界史上ことさら理不尽なこの時代を証言する使命感に駆られ、近年コロンビア内戦や、イラク戦争と戦後アルグレイブ刑務所で発生した非人道的取扱いをテーマにした連作を発表した。ゲリラに破壊された教会や国内難民たちの姿、捕らわれの身となった者たちの苦悩、柩にすがりつく母親、拷問や銃殺の場面など、”恐怖”や”暴力”を表現し、世に問うている。
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