プロモ・アルテ ギャラリー
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"DOBLE CROSSING"by Brazilian artist Gustavo Von Ha
ブラジル人作家 グスタヴォ・ヴォン・ハ
"ダブル・クロッシング" 展


期間:2011年2月24日 (木) - 3月15日(火) 11:00-19:00
会場:2月24日(木)-3月1日(火)PROMO-ARTE Gallery2F 全展示会場
   3月3日(木)-3月15日(火)PROMO-ARTE Gallery2F Latin American Art-lobby
企画:PROMO-ARTE Gallery
後援:駐日ブラジル大使館
協力:マルコス・モラエス,Tarsila do Amaral Projetos Culturais S/A,PROJETO LEONILSON


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東京都渋谷区神宮前5-51-3 ガレリア2F
プロモ・アルテ
tel. :03-3400-1995
e-mail: info@promo-arte.com

 

Exhibition Hall

Exhibition Hall


インスタレーション
"Magic mirror series Double Crossing with Leonilson (Two friends)"



インスタレーション
"Magic mirror series Double Crossing with Leonilson (Two friends)"


"Double Clossing with old paper Tarsila"
ダブル・クロッシング シリーズ "タルシーラ"


"Double Clossing with old paper Leo"
ダブル・クロッシング シリーズ "レオ"



"Double Clossing with old paper Tarsila"
ダブル・クロッシング シリーズ "タルシーラ"



"Double Clossing with old paper Tarsila"
ダブル・クロッシング シリーズ "タルシーラ"

"Double Clossing with old paper Leo"
ダブル・クロッシング シリーズ "レオ"

インスタレーション
"Magic mirror series Double Crossing with Leonilson (Two friends)"

 
 

■展示作家
Gustavo Von Ha (Brazil)
グスタヴォ・ヴォン・ハ (ブラジル)

経歴

1977 ブラジルのプレシデンテ・プルデンテに生まれる。現在はサンパウロ在住。
2010 PIESP (サンパウロ学院インディペンデント・プログラム)にて キュレーターであるAdriano Pedrosa、Rodrigo Moura、Marcos Moraes、Ivo Mesquitaに師事
2008 Nina KatchadourianにViewing Programを師事、 The Drawing Center(ニューヨーク)
2007 Serio Romagnoloに師事/Luis CamnitzerにViewing Programを師事、 The Drawing Center(ニューヨーク)
2006 ホログラム製作 、ホログラフィースタジオ (ニューヨーク)
2005 LEDA CATUNDAに師事、Santa Marcelina大学 (サンパウロ)
2004 デジタルビデオの制作と編集、DV NEW YORK (ニューヨーク)
1998-
2001
パウリスタ西部大学にてコミュニケーションを専攻 (プレシデンテ・プルデンテ/サンパウロ)

個展歴

2008 『THE MAGIC MIRROR』展 Eduardo H Fernandesギャラリー (サンパウロ)/ 『IMAGES RE´FLE´CHIES』展 SycomoreArtギャラリー (パリ)/ インスタレーション Laura Marsiajギャラリー (リオ・デ・ジャネイロ) / 『PRIVATE ADDICTION』展 ナッソーコミュニティカレッジ Firehouse Plaza アートギャラリー (ニューヨーク)
2007 インスタレーション TERRITO´RIO DA ARTE内プロジェクトルームにて (アララカラ)
2007-2006 『DAILY MIRROR』展 遺跡公園文化センター (リオ・デ・ジャネイロ) / 『ONCE UPON A TIME』展 セントラルパーク(ニューヨーク)
2004 Serio Romagnoloに師事/Luis CamnitzerにViewing Programを師事、 The Drawing Center(ニューヨーク)『HAPPINESS, NEEDINESS; DESIRE』展 Lycra(R)ギャラリー (サンパウロ) / 『瓶と手紙』展 The Gallery 54 (ロンドン)
2003 『DAMEROGRAMA』展 El Pacha Project(イビサ島)

グループ展

2010-
2009
『第10回 ラテンアメリカ現代アート "TODAY"展』 プロモ・アルテギャラリー (東京)/ 『SP-ARTE』展 Eduardo H Fernandesギャラリー (サンパウロ)
2008 L´EXPOSITION COLLECTIVE DES ARTISTES DE LA GALERIE SYCOMORE, Sycomore Art Galerie, Paris.
2007 『NIGHT OF 1.000 DRAWINGS』展 Artist´s Space (ニューヨーク)/ 『CONTEMPORAINS』展 Sycomoreギャラリー Art (パリ)
2006 『財産 2006』展 Thiergeville (ノルマンディー) / 『TRANSPARENCIES』 Eduardo H. Fernandesギャラリー (サンパウロ) / 『GROUP SHOW』展 Eduardo H. Fernandesギャラリー (サンパウロ) / 『SP-ARTE』 メルセデス・ビエガスギャラリー (サンパウロ) / 『MAPA CULTURAL PAULISTA』展 (サンパウロ)
2005 『ラテンアメリカンアート TODAY展』 プロモ・アルテギャラリー (東京) / 『SPARK VIDEO CANADA INTERNATIONAL』展 フォレスト・シティギャラリー (ロンドン)
2004 『コネクション』展 Paschoal Carlos Magno文化センター (ニテロイ) / 『RECONCAVO"S ビエンナーレ』 Dannemann文化センター (サン・フェリックス) / グループ展『MuBE』 (サンパウロ)
2003 『キャノン デジタルクリエイターコンテスト 2003』 (ニューヨーク)
2002 『NYC SOHO INTERNATIONAL ART COMPETITION』 (ニューヨーク)
2000 『MAPA CULTURAL PAULISTA [Cultural Panorama]』展 (サンパウロ)
1999 『オフィシャル・ビジュアルアート&デザイン エキシビション・ブラジル アートの500年』展 (サンパウロ)
1998 『MAPA CULTURAL PAULISTA [Cultural Panorama]』展 (サンパウロ)
1985 第3回神奈川ワールド・ビエンナーレ (東京)
1983 第8回絵画コンテスト (東京)


Double Crossing, or on the line through the mirror, or on how to unveil the crossing

                
Double Crossingの中でグスタヴォ・ヴォン・ハは、クロスフェードさせながら交差(crossing)するという共通項がある、2組の作品を紹介している。それらはイメージが作られるプロセスに主眼が置かれている。つまり“2つの側面”の間にある、ある種の融合性を作るイメージについてである。この作品を制作するにあたって、プロセスの中で使われる道具を排除したため融合性は消えてしまった。したがって、我々は作家の行った戦略的な意図を読み取るしかないのだ。それは、それ自体を作るために提供された一番はじめの絵から作られたイメージが、今の世の中では、なくてはならない世界になりつつある、ということを紙の表面で作家は具体化していることに他ならない。イメージの誕生、あるいはイメージのルネッサンスは元来、時間と空間の中に存在するものだが、今回のこの新しい試みでは、その始点の反転が紹介されている。

今回の展覧会でTarsila do AmaralとLeonilsonの作品を彼自身がライトモチーフとして用いたことは少し違った見方ができる。それについてはグスタヴォ・ヴォン・ハが説明すべきではあるが、我々の疑問と好奇の目を大いに誘う。つまり、はっきり誰が描いたかわかる作家の、個々のイメージが特徴づけられている絵から作った“コピー作品”は、美術史、特にブラジルアートにおいて結局どんな意味があるのか?このプロセスはどのように実行されたのか?見た目にはオリジナルのようであるが、ブラジルアート史やデッサンの研究、そして現代アートにおけるそのポテンシャリティに課題を呈しているのか?さらには再解釈、コピー、盗作、反転、反射物といった現代アート作品の制作プロセスに疑問を投げかけているのだろうか?また、記憶、美的観念、ナンセンスといった他のものへの作家の明白かつ個人的な興味を指しているとも言えるのだろうか?

鏡(反射してできたもの)それ自体は身体的・物理的な特徴が映し出すだけで、その中にイメージは存在しない、ということを改めて知る必要がある。イメージを作るための視覚的な道具として、鏡(反射)は美術史と、無数に作られる引用品をクロスさせてきた。そしてここ数年の作品により、その特徴を調査するヴォン・ハについての研究が拡大してきたことと相対しているようだ。

作家にとってのイメージとは彼らの用いる媒体の中に存在している。最初のイメージはその元になるものが生まれたところに存在し、2番目のイメージはそれを反射して作られるプロセスの中で生まれる。しかし鏡(反射)とは、通過点であり、交差する場所であり、イメージが永続して存在する場所ではない。もしイメージが鏡(反射)を通して完成されるものであるならば、加えて、イメージは反射させる方法によって作られる、と言わざるを得ない。それゆえ、プロセスが二重の意味を引き起こしてしまうため、この2つの言葉には明確な区別をつけることが重要なのである。

もうひとつ、流出という問題についても言及しなくてはならない。今すぐに答えは出なくとも、コメントする、あるいは彼の作品を研究するにあたり議論する価値は十分にある。私は今、作品の独自性を定義するための方法としての意味についてコメントをまとめている。なぜサインか?いやむしろ、サインの仕方を強制すべきなのか、という問題についてである。

もしイメージが作られるプロセスが既存の絵から作られるとすれば、そしてもしイメージはすべての要素を融合するものだと仮定し、オリジナル版の“サイン”までをも刻み込むのだとすれば、著者のアイデンティティを探るための鏡(反射)をクロスさせることなしに我々はこの難問をどうして解くことができようか?しかし、これはグスタヴォ・ヴォン・ハが提示する挑戦のひとつに過ぎず、彼の作品の前では、我々は彼の意図や挑発、そして恐らく、誰も気づくことのない、鏡(反射)のクロスへの魅力を感じずにはいられないだろう。


マルコス・モラエス(キュレーター)

 



「Double Crossing 」がIPC Worldにて放映
〜Sky Perfec TV! 334チャンネルにて日本国内で放送(2011年2月24日)〜

■インタビュー内容(抜粋)

学芸員:
ヴォンハさんの昔の作品を見ていると大変エレガントな作品が多いですね。美しい物体はヴォンハさんの作品の一面となっているような気がしますが、高い美意識の上に立つこの美しさは自らの意思によるものでしょうか?

ヴォンハ:
はい。私の古い作品は美的レベルの上に立った、大変美しい作品が多かったですね。このことは私にとって問題ではありません。“側面”あるいは“そう見えるような工夫”が私にとって重要なのです。私はこの4年をかけ、いくぶんのコピー作品を作り上げてきました。鏡を用いた作品は、不運にも本当の世界の盗用でありました。この展覧会では、参考にした作品(オリジナル作品)よりもオーラを放つような作品を制作しようと力を注ぎました(Tarsilaさんの盗用作品を参照ください)。私にとっては、新作(盗用して出来た作品)がそれ自体のオーラを持った存在感のある作品でない限り、参考作品と新作の緊迫した関係は実際には存在しないと思います。そうでなければ、単なるコピーでしかなくなり、さっぱり面白みがないからです。私が公認のコピー作品を作成した時、ゆがみが生じるのです。

学芸員:
ベンジャミンが逆説的に使った“オーラ”という言葉、それについて彼は複製によりオーラは消失すると語っています。モノを複製させる、もしくは反射を通してモノを映すというオーラ・コンセプトについてあなたはどのように考えていますか?鏡はすべてを複製しますが、あなたの“公認された”コピーもまた複製により作られていますね・・・

ヴォンハ:
私が行っていることは、モノやスケッチを複製することであり、その手法によってオーラが出てくるようにしています。つまり、盗用のために使う画像を選ぶ際には参考作品(オリジナル作品)と同じではなくそれ自体に著作権が発生すると考えています。この手法によって私はベンジャミンのセオリーを作品に取り込み、謎を生む結果となっています。

学芸員:
鏡はヴォンハさんが作られる歪像されたデッサン同様、“再スケッチ”によって転回された新たな作品への引用物というより、もっと一般的なものである。つまり、鏡というのはルネッサンス以降、視覚的ツールの一般的なシンボルである。この点についてもう少し教えて下さい・・・

ヴォンハ:
もしくは物体ですね。湾曲した鏡で作品を作る時、物体になります。でも私は意図して作っているのでそれらは芸術作品なのです。美術史上、芸術家たち、特に画家の中には、絵を描く際、遠近法を用いてもっと明るく作品を描きたい時に視覚的ツールを使う画家が少なからずいました。実際、それは私がデッサンや鏡を用いて作品を作る際、道具の一つになっています。それらは同じプロセスの一部でもあります・・・

学芸員:
優雅さと美しさについてもっと話を掘り下げると、あなたの作品は“願望の物体”としてしばしば引用されていますね。他の現代作家の中には鑑賞者に彼らが見たいと思う物体を提供すると公言している人もいます。あなたの作品とこれらの間には明らかな違いとともに関係性も見てとれます。あなたの作品と関連して他の作家の作品についてはどう思いますか?

ヴォンハ:
難しい質問ですね。それぞれの作家はそれぞれに非常に独特なケース、課題を抱えていますから。私の作品と比較することはできません・・・実際、多くの現代作家とたくさん類似点はあります。インターネットによって導かれたグローバル社会では類似品から逃れる道はないのです。もし私が持っている課題について知りたければ私はこう言います。それは高度に進んだ芸術と。

 

 

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