|
キューバ国立芸術院在学中に作家としての活動を本格化した。キューバ国内ではハバナビエンナーレのほか、ウィフレド・ラム・センターや視覚芸術発展センターなどの国立機関、海外ではドイツ、カナダ、アメリカなどで個展を開催。グループ展は国内外多数を数える。作品は木版画のポジとネガの関係、さらに版画の平面性と立体性を下部構造的な問題意識としている。キューバの社会や政治、文化の状況といった問題を取り上げることで、社会主義圏キューバ崩壊後のキューバの抱える問題、ある意味では社会主義の問題を作品化していた。昨今は、「第3世界のインターネット」というプロジェクトで、パソコン等による情報化社会、言い換えるならばグローバリゼーションの渦中のキューバの電脳化の問題を、アナログな木版画的な手作業で、世界的視座の中に暗喩的に提示する作品を発表している。ロシア+北朝鮮型社会主義とおよそ異なったキューバ社会主義の独自性をとおしてうかがえる20世紀という時代性、さらには情報社会化する21世紀的な国際性への、穏やかな揶揄が読み取れる。
1971 キューバ、ピナール・デル・リオ生まれ。
1990 ENA(国立造形芸術学校)卒業。
1995 ISA(国立芸術院)卒業。 |